岡山県倉敷市にて真鍮や銀などの金属を用いて装飾具を中心に制作しておられる金工作家の内山直人さんは、現在においては原始的とさえ言えるような手法や技術によるモノづくりを介して、より直接的なかかわりを築けることに喜びを感じておられます。
「簡素であるもの」「触れたくなるもの」「直してもらえるもの」をconceptとして資源を用いて制作活動をしている立場から「端材」の活用に力点を置いたカタチを特徴としておられる作品は、とても繊細で軽く 身につけていることを感じさせないくらいにスッと自然に馴染んでくれます。
内山さんは、ご自身の作品を手にしていただいた方に喜んでもらうことがスタートであり、そしてその積み重なりから派生していく思いもよらない流れを楽みにされながら日々 作品制作に励まれておられます。
2005年 | 立命館大学文学部卒業 |
彫金作家である父親をはじめ幼少期よりモノづくりを生業とする大人と接する機会が多かった影響もあり自身も金工の道へ。国内外年4回程度の個展を中心に各地でのクラフトフェアなどへも出展。 |